ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー DVD/Bluray 年末年始の1本に

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「スター・ウォーズ」シリーズは本編であるエピソードシリーズ以外に

アナザーストーリーで知られざる物語を明らかにしています。

その第1弾は「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」でしたが

本年2018年にはハン・ソロの若き日の姿を描く

「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」が公開されました。

記念すべきスター・ウォーズ第1作

「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」で

ルークやレイアと出会う前のハン・ソロの姿を描いています。

正義感を内に秘め、数々の試練に立ち向かっていくのです。

そしてDVD/Blurayも10月17日にリリースされました。

年末年始の振り返りの一本としてここに紹介します。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーとは

ハン・ソロを主人公としているとはいえ、

こちらの「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」は、

2018年6月29日に公開されています。

「エピソード8」から6ヶ月後というハイペース。

しかも本作の製作費はシリーズ史上最高額だった

「スター・ウォーズ フォースの覚醒」2億4500万ドルを超えて

2億5000万ドルに達していたのです。

まぁ最初の監督コンビだったフィル・ロード&クリス・ミラーが

降板してしまったからなんですが。何にせよ話題の多い作品でありました。

既に公開されているとはいえネタバレになるのでなんですが、

今作では「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」より

さかのぼること約10年前のハン・ソロの姿、

つまり20代前半のソロが描かれています。

ハン・ソロが如何にしてあのようになったのか?

アウトローの極みともいえる賞金稼ぎ如何にしてなったのか?

また、仲間である相棒チューバッカや

悪友ランド・カルリジアンとどのように出会ったのか?

それらの答えが明らかになるのが

「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」なのです。

若き日のハン・ソロを演じるのは?

スター・ウォーズファンの中でも屈指の人気を誇り、

ハリソン・フォードの当たり役ともなったハン・ソロ。

その若い頃を演じるのはハリウッド期待の

若手俳優オールデン・エアエンライクです。

映画初出演は、巨匠フランシス・フォード=コッポラ監督の

『テトロ 過去を殺した男』のベニー役。16歳の時でした。

その後のキャリアはフォード=コッポラ監督の『Virginia/ヴァージニア』、

パク・チャヌク監督の『イノセント・ガーデン』や

ウディ・アレン監督の『ブルージャスミン』と巨匠の作品に連続出演。

2016年には『ヘイル、シーザー!』でコーエン兄弟ともタッグを組むなど、

やはり大物監督に重用されています。

そんな彼ですからハン・ソロを演じるプレッシャーもなんのその、

子供の頃、ソロになりきって「スター・ウォーズ」ごっこをしていたと語り、

「自分が「スター・ウォーズ」に出るという考え自体も

確かにエキサイティングだけど、それよりも僕は細かい部分の方に興味がある。

演じるキャラクターの人部像とか、一緒に仕事をするメンバーとか、

撮影中の日々の経験とか。」と話しています。

そんな彼のハン・ソロ像をチェックするのもこの作品の興味の一つですね。

他の主な出演者たち

ハン・ソロといえば悪友ランド・カルリジアン。

そもそもミレニアム・ファルコン号を賭けによって

手に入れたのは彼なんですから!

そんなランドを演じるのは、俳優兼ラッパーのドナルド・グローヴァーです。

彼は1983年生まれ。俳優、ラッパー、コメディアン、脚本家、

DJなど多彩な顔を持っています。

俳優としては「マジック・マイク2」のアンドレ役や

「オデッセイ」のリッチ・パーネル役が有名。

「スパイダーマン:ホームカミング」にも出演しています。

もちろん彼も幼い頃からスター・ウォーズのファンで、

お気に入りのおもちゃはランドとダース・ベイダーのフィギュアだったとか。

この役を手に入れて興奮と同時に

役を引き継ぐことに関しては緊張もあったそうです。

他に、この映画の主要な女性キャラクター・キーラ(Qi’Ra)を演じるのは

『ゲーム・オブ・スローンズ』のデネリス役で有名なエミリア・クラーク。

ハン・ソロとライバル関係になっていく黒人女性のキャラクター、

ヴァル(Val)はイギリスの女優・タンディ・ニートン。

ハン・ソロの指導者・トビアス・ベケットは、

個性派俳優・ウディ・ハレルソンが演じます。

そして監督は?

当初は「21ジャンプストリート」や「LEGO ムービー」の

監督・脚本家デュオ、クリストファー・ミラーとフィル・ロードを

監督に迎えていました。

彼らは脚本、製作、監督、アニメーションの製作、

さらには俳優もこなします。

作風としてはユーモア満載の心温まるものであるのが特長です。

しかし、公開の約1年前2017年6月20日に

コンビが降板することが発表されました。

跡を継いだのはロン・ハワードでした。

「バックドラフト」「ビューティフル・マインド」「ダヴィンチ・コード」など

数多くの名作を生みだした監督です。

やはり彼もスター・ウォーズのファンだったので

全力を尽くして完成を目指しました。

紆余曲折を経てようやく完成にこぎつけただけに

完成時はキャストやスタッフに最大の敬意を示しました。

良質なSFアクション、ハン・ソロ/SWストーリー

これだけのエネルギーを注ぎ完成したハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーは

残念ながら興行成績としてはスター・ウォーズシリーズ内としては今一つでした。

だからといって本作品が否定されるべき理由はないのです。

というのもSFアクション映画として捉えたときに

良質な作品であることには変わりないからです。

だからアトラクションのような演出が連続します。

すごいアクションシーンに、チューイをはじめとした異星人、ドロイドの数々。

ただ楽しむ。ディズニーランドのスター・ツアーズのように。

ただしそのアトラクションは超絶なんです。

西部劇のようであり、マッドマックスのようであり。

135分の作品に、アクション映画が大量につくれてしまいそうな

エピソードが満載なのです。

チューバッカとの出会いもそんな感じで描かれています。

一方で作品を貫くユーモアとゆるさを味わうのも一興です。

スター・ウォーズ本シリーズにある重厚さなど求めないことこそが

肝なのかもしれません。

そもそもハン・ソロはスター・ウォーズという

壮大な物語の中の1キャラに過ぎません。

でも面白い要素満載の人物なのです。

映画館で(スター・ウォーズという一大叙事詩の前提の上で)

それをいきなり提示されると違和感を感じるかもしれませんけど。

さぁ、自分の目で確かめてみよう!

ここまでハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーを紹介してきましたが

年末年始のシアター候補としてDVD/Blurayの購入を考えている方の

参考になれば嬉しいです。

映画を観た方なら新たな視点が生まれるかもしれません。

観てない方は是非自分の目で確かめられるといいでしょう。

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